【日本全国意識調査】デジタル資産の万が一に「備えていない」7割以上

2022年4月15日

あなたの大切な人へ、人生の最期に伝えたいメッセージ(文章や写真・動画など)を届けるlastmessageラストメッセージ(www.lastmessage.rip)サービスを提供する株式会社パズルリング(本社:東京都港区、代表取締役:山村幸広)は、全国の15歳から69歳までの男女約2000人を対象に「防災や資産保全に関する意識調査」を行いました。

全国47都道府県、15~69歳、2026人が回答

近年、デジタルサービスが多様化し、金融資産のデジタル化も進んで、アカウントなどの管理が複雑になっています。感染症の流行、天災、紛争など、いつ・誰が・どうなるかわからない今、デジタル資産について万が一の備えができているのか、アンケート調査を実施しました。

調査は、2022年2月に行い、2026人が回答。回答者は幅広く、居住地は全国47都道府県を網羅、年齢は15歳~69歳、男女比は男性49%、女性51%です。

「デジタル資産の防災、していますか?」防災&資産保全アンケート調査

地域別回答者数

男女別回答者数

年齢別回答者分布

回答者の年齢は、15歳から64歳まで5歳ごとに区切った人数を表示しています。男女合わせた合計は25~29歳が最も多く306人。次いで35~39歳が228人、15~19歳が211人です。

デジタル資産について「詳しく知らない」「知らない」人が9割

q

デジタル資産(またはデジタル遺産)という言葉を聞いたことがありますか? またそのことについて知っていますか?

a
  • デジタル資産という言葉を聞いたことがあり、詳しく知っている 8%
  • デジタル資産という言葉は聞いたことがあるが、詳しくは知らない 42%
  • デジタル資産という言葉を聞いたことがないし、知らない 50%

デジタル資産について、半数が「聞いたことがないし、知らない」と回答。「聞いたことがあり、詳しく知っている」は全体でわずか8%、最も高かった30代前半男性でも19%にとどまり、デジタル資産についてはまだ認識・理解が低いことがわかりました。

q

現在あなたが使用しているサービス、保有している資産は?

a

「あてはまるものない」と答えた人30.6%

全回答者の中で利用している・保有していると回答した割合が一番高かったのは、「スマートフォン内の個人情報」46.2%。「紙の通帳を持たない銀行のWEB通帳/口座」38.2%、「SNSアカウント」38.1%と続きました。

各デジタル資産の年齢・男女別の使用率

デジタル資産について年齢・男女別のデータを見ると、スマートフォンは男女とも広い世代が保有していることがわかります。特に40代では男女ともに50%以上を超えました。銀行、証券、仮想通貨などの金融資産は、女性比べて男性が高い傾向が見られました。SNSやサブスクリプションでは、それぞれ高い利用率を示しているのが10~20代の女性ですが、いずれも50代・60代は男性のほうが多くなっています。

デジタル資産の「万が一」への備え、7割以上が「備えていない」

地震などへの防災対策を行っていると答えた人は約半数でした。

q

あなたは大地震や台風などの自然災害、火災などの万が一に備え、身の安全や資産を守るための「防災対策」を1つ以上行っていますか? 

a

「はい」と答えた人の年齢・男女別の割合

防災対策を行っていると答えた割合は、男女とも20代前半が最も低く、60代が最も高い結果となりました。また、40代以降は男性より女性の方が高い傾向にあり、特に60代女性は7割以上と多くのかたが何かしらの備えをしていると答えました。

一方で、デジタル資産*について万が一の備えをしているかという質問については、違う傾向が見られました。

*デジタル資産…IDやパスワードのログインを伴い、パソコン・スマートフォンなどWEB上で管理する資産のことを指します。対象者が亡くなった時はデジタル遺産とも呼称しています。

q

デジタル資産について、万が一のときに遺族を困らせないよう、備えていますか?

a

さらに、備えていないことについての回答

デジタル資産について、万が一のために備えている人は17%と低い数値にとどまりました。

また、「備えていない」と答えた方の半数以上は「とても不安」もしくは「やや不安」と回答しました。

デジタル資産は全世代に広がっているが、万が一に備えている人は少数

デジタル資産が多様化し、幅広く保有されるようになってきているものの、詳しく理解している人も万が一への備えができている人もまだ少数のようです。どんなリスクがあるのかを知り、それに対して何かしらの備えをすることが、今、必要なのではないでしょうか。

調査方法:インターネットによるアンケート形式
調査期間:2022年2月25日~2月27日
有効回答数:2026名

lastmessageは万が一のときにデジタル遺言*を発動するだけでなく、資産情報や写真といった大切なデータの保管、IDやパスワードの管理など、様々な使い方ができるサービスです。

デジタルとは切っても切り離せない生活を送る私たちの万が一の味方になれるサービスを提供することでITによる社会貢献を目指して、今後もサービス充実をはかって参ります。

*デジタル遺言は法的に有効な公正証書遺言ではありません。

サービス情報

サービス名:lastmessage(ラストメッセージ)

サービスロゴ:

サービスURL:https://www.lastmessage.rip/

本件に関する お問い合わせ先
株式会社 パズルリング 
〒106-0032  東京都港区六本木2-1-11-201
e-mail:contact@puzzle-ring.jp

調査データを使用する際は、lastmessage 調べ とクレジットの表記およびサイトへのリンクをお願いします。取材協力も可能です。お問合せください。