「いい夫婦の日」だから夫婦で話したいわたしの #ラスメシ

「いい夫婦の日」だから話したいわたしの #ラスメシ

「いい夫婦の日」だから話したいわたしの #ラスメシ

#ラスメシとは

#ラスメシ とは人生最後の食事について考えるきっかけづくりとして、lastmessage（ラストメッセージ）から生まれた言葉です。「最後に食べたいもの」「人生の終わりに大切な人に作りたい・作ってほしい料理」「家族に引き継いでほしいレシピ」などを、#ラスメシ と名付けて発信しています。

老舗料亭「宝家」若女将　
鈴木希依子さんが人生最後に食べたいもの

千葉県木更津市で120年以上続く老舗「宝家」。その長女に生まれた鈴木希依子（すずききえこ）さんは、女優として映画やドラマで活躍したのち、家業を継ぎ、現在は5代目若女将として店を切り盛りしています。

アメリカへの留学経験があり、語学も堪能な鈴木さん。2015年にはドイツ人男性と結婚しました。

家業として食に携わり、また様々な食文化にも触れてきた鈴木さんが選ぶ #ラスメシ は？

11月22日は「いい夫婦の日」
記念日には何を食べますか？

鈴木　夫は和食と魚料理が好きなんです。特にお寿司は二人とも大好きなので、特別な日はお寿司を食べることが多いです。「いい夫婦の日」に夫婦でお寿司をいただくのもいいですね。

ご夫婦で #ラスメシの話も？

鈴木　はい。最近、お互いの #ラスメシ について話しました。普段から、「あのお料理はまた食べたいね」など、二人で食べ物の話をすることが多いんです。#ラスメシ をきっかけに、思い出の料理の話もできて、盛り上がりました。

え？すごい！
ご主人の料理はプロ級？

鈴木　今は仕事の都合で、夫は東京、私は千葉の木更津で暮らしていて、日常的に一緒に食事ができないのですが、二人で家で食べるときは、だいたい夫が作ります。夫は、ドイツにいた子どもの頃からおばあさんに教えてもらって一緒に料理をしていたそうで、とても料理が得意。道具もたくさん持っていて、包丁だけで20～30本あるんです（笑）。ステーキが得意で、外はカリッと中はジューシーで本当においしいんですよ！

ご主人に最後に手料理を
作ってもらうなら？

鈴木　「リークスープ」です！　リークは西洋ネギのことで、夫が初めて私に料理を作ってくれたとき、最初に出てきたのがリークスープなんです。当時私は、彼が料理が得意だとは知らなくて、すごく手の込んだスープが出てきて感動しました。リークの他にカリフラワーやブルーチーズも入って、濃厚だけれどやさしい味。作り方は、ドイツにいる頃におばあさんに教わったようです。今でもときどき作ってくれる、私の中での彼のベスト料理です。

人生最後に食べたい
#ラスメシは何ですか？

鈴木　食べたいものがいっぱいあって本当に悩みますが……宝家の「あさり御飯」にします！　「あさり御飯」はお店で30年ほど前から出している名物です。あさりの出汁で炊いたご飯に、やさしく味付けしたあさりを混ぜています。板さんが変わっても引き継いでいる秘伝のレシピなのですが、ご飯に使う木更津産米のブレンドの塩梅を変えるなど少しずつ進化していて、私は今の「あさり御飯」が究極においしいと思っているんです！